中国貿易統計の下振れが嫌気される流れ。
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.6%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)と銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)がそろって2.9%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が2.8%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が1.9%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、AIチップの中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が3.2%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.5%下落し、他の主要指数をアンダーパフォームした。
医薬株もさえない。昭衍新薬(603127/SH)が3.3%、江蘇聯環薬業(600513/SH)が2.1%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.3%、馬応竜薬業(600993/SH)が1.2%ずつ下落した。自動車株、金融株、公益株、不動産株、軍需産業株なども売られている。
半面、素材株はしっかり。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.41ポイント(0.93%)安の257.38ポイント、深センB株指数が0.20ポイント(0.02%)高の1313.96ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











