投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国経済の鈍化懸念がくすぶっているほか、米ハイテク株安が重しとなった。18日の米株市場では、人工知能(AI)産業の過剰投資や関連銘柄の割高感が意識される中、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が前日比1.2%安と続落。10月上旬以来の安値を付けた。市場では、AIブームを主導する半導体大手エヌビディアの業績動向に注目が集まっている。同社は19日(日本時間20日朝)、8~10月期決算を発表する予定。AI半導体の旺盛な需要は見込まれているものの、高い成長期待に応える業績内容が明らかにされるかが気がかりだ。同社の業績見通しは、AI関連銘柄全体に影響が及ぶとみられている。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強く、指数は朝方、プラス圏で推移する場面があった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が4.3%安、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)とICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)がそろって2.5%安と下げが目立った。小米に関しては、同社の7~9月期決算が129%増益と堅調で、新規参入した電気自動車(EV)事業部門が四半期ベースで初めて黒字となったものの、EV事業の粗利益率が26年に前年比で低下すると予測したことを嫌気している。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、蘇州貝克微電子(2149/HK)が4.0%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.7%、ASMPT(522/HK)が1.8%ずつ下落した。そのほか、クラウドやAI技術の銘柄群も値を下げている。
自動車セクターもさえない。小米のほか、理想汽車(2015/HK)が2.5%安、比亜迪(BYD:1211/HK)と蔚来集団(9866/HK)がそろって1.9%安、北京汽車(1958/HK)と奇瑞汽車(9973/HK)がそろって1.6%安で引けた。
半面、石油セクターはしっかり。業界大手3社の中国石油化工(386/HK)が3.6%高、中国石油天然気(857/HK)が2.4%高、中国海洋石油(883/HK)が2.0%高、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が1.0%高で前場取引を終えた。
産金セクターも高い。中国黄金国際資源(2099/HK)が3.1%、招金鉱業(1818/HK)が3.0%、霊宝黄金(3330/HK)が1.8%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が1.6%ずつ上昇した。
本土マーケットも小幅ながら4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.04%安の3938.29ポイントで前場の取引を終了した。不動産が安い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











