前日までの好地合いを継ぐ流れ。
さらに、米国で追加利下げが行われるとの思惑や、対ドルでの元高基調も相場の支援材料となった。中国人民銀行(中央銀行)が25日に設定した人民元の基準値は1ドル=7.0392人民元と3日続けて元高方向に振れている。2024年9月30日以来となる約15カ月ぶりの元高・ドル安水準を連日で更新した。
ただ、上値は限定的。中国指標の発表が気がかりだ。27日に11月の工業企業利益、31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIなどが公表される。(亜州リサーチ編集部)
業種別では航空機製造株の上げが目立つ。中国航発航空科技(600391/SH)がストップ高。
製紙株も高い。山東博匯紙業(600966/SH)、宜賓紙業(600793/SH)がそろってストップ高。山東華泰紙業(600308/SH)が5.1%高、福建省青山紙業(600103/SH)が4.6%高、牡丹江恒豊紙業(600356/SH)が3.2%高で取引を終えた。紡織機械株、二輪車株、発電設備株、自動車製造株なども買われている。
半面、ホテル・観光株はさえない。中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.0%、北京首旅酒店(600258/SH)が1.0%、中青旅控股(600138/SH)が0.8%ずつ下落した。家具、非鉄金属、石油関連も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.78ポイント(0.71%)高の252.53ポイント、深センB株指数が5.37ポイント(0.43%)高の1261.86ポイントで終了した。
香港市場はクリスマスで26日まで休場。29日から取引を再開する。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











