週明け9日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比57.51ポイント(1.41%)高の4123.09ポイントと3日ぶりに反発した。
 投資家心理が上向く流れ。
商品市況の持ち直しや、人民元相場の高値安定が好感されている。9日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)で主要な非鉄金属の先物が反発しているほか、金先物相場の上昇が続いている。また、中央銀行の中国人民銀行は9日、人民元相場の対米ドル基準値を3日ぶりに元高方向に設定した。外国為替市場では、対米ドルの人民元が2023年5月以来の元高水準で推移している。米ハイテク株高もプラス。先週末の米株市場では、人工知能(AI)産業の拡大が改めて意識される中、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5.7%高と4日ぶりに急反発した。中国株マーケットでも関連銘柄に買いが先行している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)とインターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が6.8%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)とフラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)がそろって6.1%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、AIチップの中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が4.8%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.5%上昇し、他の主要指数をアウトパフォームした。
 レアアース株や産金株も物色される。
中国北方稀土(600111/SH)と広晟有色金属(600259/SH)がそろって5.5%、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.9%、中金黄金(600489/SH)が2.1%ずつ上昇した。紫金鉱業については、通期決算の59~62%増益見通しも材料視されている。
 保険・証券セクターもしっかり。中国人寿保険(601628/SH)が3.2%高、中国平安保険(601318/SH)が2.7%高、中国人民保険集団(601319/SH)が2.1%高、華泰証券(601688/SH)が3.0%高、招商証券(600999/SH)が1.8%高で取引を終えた。不動産株、インフラ関連株、エネルギー株、消費関連株、自動車株、医薬株、運輸株なども買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.30ポイント(0.88%)高の265.23ポイント、深センB株指数が6.24ポイント(0.50%)高の1250.60ポイントで終了した。
 (編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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