前日の軟調地合いを継ぐ流れ。米国・イスラエルとイランの戦争長期化で、原油高騰が続くと懸念されている。イラン「イスラム革命防衛隊」の報道官は11日、継続的な報復攻撃を示唆し、原油価格が200米ドル(1バレル)を突破すると警告した。国際エネルギー機関(IEA)は11日、加盟国32カ国による過去最大規模の備蓄石油放出で合意したものの、11日のNY商品取引所ではWTI原油先物が4.6%高の87.25米ドルと反発。日本時間12日の時間外取引では、一時95米ドル台を付けている。金融市場の混乱やインフレ高進も警戒された。
ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が支えだ。5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は8日間の日程を終え、きょう12日午後に閉幕式が開催される。今年からスタートする第15次5カ年計画(2026~30年)を巡り、重要政策の採決・承認が行われる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.5%安、中国ミネラルウォーター最大手の農夫山泉(9633/HK)が5.4%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.2%安と下げが目立った。
セクター別では、香港不動産が安い。
医薬セクターも急落。石薬集団のほか、長風薬業(2652/HK)が9.7%安、勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が6.9%安、永泰生物製薬(6978/HK)が5.7%安で前場取引を終えた。
中国の保険セクターもさえない。中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.4%安、新華人寿保険(1336/HK)が2.3%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.2%安、中国人民保険集団(1339/HK)が2.1%安と値を下げた。
半面、石油・石炭セクターは高い。中国海洋石油(883/HK)が3.4%、中国石油天然気(857/HK)が2.4%、中国中煤能源(1898/HK)が5.9%、中国神華能源(1088/HK)が3.1%ずつ上昇した。
本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.64%安の4106.96ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが安い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











