投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。米国・イスラエルとイランの戦争拡大が原油価格を押し上げ、インフレが進むと懸念されている。トランプ米大統領は21日夜、イランに対し「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡を48時間以内に再び開放しなければ、同国の発電所を攻撃すると通告(期限は日本時間24日朝方)。これに対してイランは22日、発電所を攻撃された場合、ホルムズ海峡を完全に封鎖し、報復措置として米イスラエルのエネルギーや通信施設のほか、米軍が駐留する湾岸諸国の発電所も標的にすると警告した。指数は一段安で寄り付き、更に下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面安(88銘柄が下落)。個別では、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が11.7%安、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が10.7%安、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が7.5%安と下げが目立った。
セクター別では、非鉄・産金が安い。中国宏橋のほか、江西銅業(358/HK)が6.3%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.8%、中国アルミ(2600/HK)が5.6%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が25.0%、霊宝黄金(3330/HK)が14.8%、山東黄金鉱業(1787/HK)が8.7%ずつ下落している。金属市況安が逆風だ。23日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が安く推移。また、20日のNY商品取引所で金先物は0.7%安と3日続落し、日本時間23日午前の時間外取引で下げ幅を拡大している。
海上輸送やエアラインなど運輸関連も急落。海豊国際HD(1308/HK)が5.9%安、中遠海運HD(1919/HK)が4.5%安、東方海外(316/HK)が3.6%安、中国東方航空(670/HK)が10.8%安、中国国際航空(753/HK)が8.5%安、中国南方航空(1055/HK)が7.9%安で引けた。
中国の保険セクターもさえない。中国人寿のほか、新華人寿保険(1336/HK)が8.1%安、中国太平洋保険集団(2601/HK)が6.4%安、中国平安保険(2318/HK)が6.0%安で前場取引を終えた。
半面、自動車セクターの一角はしっかり。吉利汽車(175/HK)が4.2%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.6%、北京汽車(1958/HK)が1.4%、比亜迪(BYD:1211/HK)が0.7%ずつ上昇した。
本土マーケットも3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.50%安の3858.18ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、消費、自動車、金融、不動産、素材、インフラ関連なども売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











