中国の考古学専門家による最近の研究で、山東省昌楽県で出土した獣の甲骨に刻まれた600余りの符号には、その構成や分布に一定の法則があり、4500年前の早期の文字だということが分かった。

 コレクション愛好家の昌楽県に住む肖広徳さんは、2004年に昌楽県の袁家荘遺跡で陶器の残片を集めていた時に、地元の農民たちが工事のあとに捨てた獣の骨を見つけた。
そしてきれいに整理して見ると、骨の上には図案の符号があることに気がついた。

 これらの文字は昌楽の遺跡から見つかり、昌楽の人が収蔵していることから、専門家たちは「昌楽甲骨文」と名づけた。まだ文字の解明には至っていないが、中国文字の形成過程や、当時の社会を研究するには非常に貴重なものである。


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