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韓国メディアが中国における嫌韓感情について盛んに報道しているという。11月11日付の新聞に、中国で巻き起こっている嫌韓感情について戒める意味の記事が掲載されたが、私はこの記事に賛成する。しかし、韓国人が自らの考えを改めることも重要だと感じている。
関連写真:そのほかの中国の嫌韓感情に関する写真
若年齢層を中心に、中国人の間に嫌韓感情が存在するのは紛れもない事実であるが、これを中国人の民族意識の高さに起因するものと結論付けるのは妥当ではない。ここ数年に発生した、「孔子は韓国人だった」、「中国医学は韓国が発祥だ」などといった韓国による中国文化の「強奪」は、中国人であれば少なからず不快に感じるであろう。
嫌韓感情については、特に複雑な考察や検証は必要としない。一つ、「韓国人が尊敬する人物は、実は中国人だった(あるいは中国人の末裔だった)」といわれたらどう感じるかという仮定を設ければ十分説明できるであろう。韓国人が本当に孔子を尊敬しているのであれば、「自分がされて嫌なことは他人にするべきではない」という教えを心に刻み込むべきである。
正直に言って、私は韓国人の自尊心の高さと勝気な性格には心服するところだと感じている。例えば、米国産牛肉に対するデモ活動や日本との竹島争奪戦などは世界に深い印象を与えたものである。しかしながら、この自尊心の高さと勝気な性格こそが、某方面における原因になっている。
韓国は(日本にも言えることだが)単一民族によって構成された国家である。他人と上手に付き合うことの出来ない一人っ子のように、単一民族の国家は他国との交流が苦手なものである。また、近代以来、韓国はずっと中国やアメリカ、日本、ロシアといった大国の狭間で揺れ動いてきたため、自国の歴史や文化などにより一層の執着があるのではないだろうか。
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(出典:zhenglei的BLOG意訳編集)
写真は儒教の始祖、孔子の像。孔子の教えの中に「自分がされて嫌なことは他人にするべきではない」というものがある。(編集担当:畠山栄)
※ 中国人の間では「文化を横取りする」などとして韓国に対する反発が高まっている。2005年に韓国の「江陵端午祭」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことなどが発端とみられるが、その後は、韓国人が「漢字は韓国人が作った主張」、「孔子は韓国人だったと主張」などと、根拠があいまいなままの報道や、電子掲示板への書き込みが相次いだことも、韓国人への反発をあおった。韓国のテレビ局が8月の北京五輪大会のリハーサルを無断で放送したことでも、中国では韓国を非難する声が相次いだ。
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