14日にイラクを「電撃訪問」したブッシュ米大統領が、マリキ首相との共同記者会見の際、イラク人記者から靴を投げられた件で、中国のインターネット掲示板には記者を「絶賛」する声が多く寄せられた。

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 記者会見中にブッシュ大統領に靴を投げたのはイラクのテレビ局の記者で、今回が在任中の最後のイラク訪問となる見込みの大統領に歩み寄り靴を脱ぎ、4、5メートルの位置から「これが別れのキスだ。
犬野郎!」、「(米軍のために)夫を失った女性、親を失った子からの贈り物だ」と叫びながら、2回投げつけた。

 靴はいずれも正確にブッシュ大統領の頭の位置に飛んだが、大統領はすばやく身をかわし、当たらなかった。靴を投げた記者は、警備員に取り押さえられ、会場外に連れ出された。履物は体の下にあるため、アラブ社会で靴などを投げつけることは、相手に対する極めて侮辱的な行為とされる。2003年に米軍がバグダッドでサダム・フセイン大統領の銅像を倒した際にも、多くの人が、倒れた像に履物を投げつけた。

 大手ポータルサイトの新浪網は15日午前4時に同記事を掲載。併設した掲示板には、同日正午ごろまでに約3000件の書き込みが寄せられた。

 靴を投げた記者を称賛する理由は、ブッシュ大統領が主導して米国がイラク戦争を始めたことに対する批判で、「ブッシュは戦争犯罪者だ。フセインより悪質」「侵略者は、攻撃される気分を味わうべきだ」、「やっと大量殺戮兵器がみつかった。それは2個の靴だった」などとの書き込みがある。

 同記者を非難する意見は少なく、「笑ってしまった。記者の職業道徳には反しているが、スッとした」、「反米闘争の英雄だ」などとしている。
非難の意見も「靴を投げても、大国の政治は変わらない」とするもので、米国のイラク政策に対する批判的立場にかわりはない。

 政治的な意見とは別に「大統領の身のこなしはすごい」、「中国人コレクターは、あの靴をすぐに買え。とんでもない価値が出るぞ」、「あの靴をオークションにかけよう。まず10万ドルから開始だ」といった声も寄せられている。(編集担当:如月隼人)

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