■コムスンからの継承事業の四半期営業黒字化も材料

 ニチイ学館 は続伸。寄り後は78円高の1408円まで買われている。


 10日に発表した、株式分割と「継承介護事業の四半期営業損益黒字化」が、引き続き買い材料となっているもようだ。分割は、3月31日最終の株主名簿・実質株主名簿に記載された株主の所有普通株式1株につき2株の割合をもって行なう。

 継承介護事業は、2007年11月にコムスンから継承した、居住系介護事業と5府県の在宅介護事業。2008年10~12月期に、四半期での営業損益が、のれん償却前で黒字化した。利用者へのサービスの継続、従業員の雇用継続を最重要課題として取り組んだという。事業継承時に21件あった仕掛かり施設は、2008年6月までにすべて開設。
順調に稼動しており、稼働率100%を達成している施設もあることを明らかにした。

 チャートを見ると、現在の1400円ラインは高値圏。信用残は0.39倍の売り長なので、今後は買い戻しが入ることも期待できそうだが、押し目の待ち伏せ買いが無難なようだ。同社の事業である介護事業は、今後中期で需要が堅調に見込める分野だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社 Media-IR)

【関連記事・情報】
介護ビジネス関連銘柄一覧 - 株式投資情報ブログ
株式市場の話題や注目のテーマを特集 - 株式投資情報WEB
経営トップに聞く 企業情報サイト - 新投資時代の企業情報
相場>相場観・コラム>犬丸正寛・Media-IR - サーチナトピックス