日本を訪れた中国人観光客の女性が出国時に高額の電気製品を手放さざるを得ない状況があったようだ。香港メディアの香港01が1日付で報じた。

女性がこのほど、中国のSNS・小紅書(RED)に投稿した内容によると、女性は中国からGHD(英国のメーカー)のヘアアイロンを持参して大阪から入国。大阪と東京を観光し、帰国しようとしたところ、ヘアアイロンは預け荷物としても、機内持ち込み荷物としても受け付けてもらえず、郵送することもできないと言われたという。

ヘアアイロンは2000元(約4万4000円)余りしたもので、数回しか使用していなかったが、泣く泣く空港で捨てていかなければならなかったといい、女性は「こんなに大きな問題があるのに購入時に何の説明もなかった。どこにでも持って行けると言っていなかった?」とメーカーへの不満をつづっている。

香港01の記事は、「リチウムイオン電池が取り外せない場合、預け荷物でも機内持ち込み荷物でも受け付けないことになっている。取り外しができる場合は機内に持ち込むことができるが、ワット時定格量が160Wh以下のものに限られる」と説明。

「日本だけでなく多くの国で同様の規定がある」と解説した。(翻訳・編集/北田)