少年は兄と親類の3人で八達嶺を見学した後、バス停に向かっていたがバスの時間が迫っていたため、裏道だと考えて金網を抜け、野生動物園に入り込んでしまった。
それに気づかずに100メートルほど歩いたところ、トラが姿を現し、3人に向かってきた。うち2人は逃げ、助けを呼んだ。動物園の係員が車で駆けつけた時はに、逃げ遅れた18歳の少年が血だらけになっていたという。
動物園側は事故発生後、死亡した少年の家族が求める賠償を拒否する姿勢を示していたが、最終的に見舞金として8万元(約112万円)を払うことで合意した。
同動物園では2003年にも近道をしようとした人がトラに襲われて死亡する事故が起きていた。
写真は同動物園のトラ。02年8月撮影。(編集担当:恩田有紀)
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