大石静は韓国でも『First Love』『アフリカの夜』で有名な人気ドラマ作家。
大石静は『テレシネマ』シリーズの中で、唯一のラブコメディ『顔と心と愛の相関関係』の脚本を執筆した。『顔と心と愛の相関関係』は、女性を容貌でだけ判断していたが、事故の衝撃で醜女が美女に見えて、美女が醜女に見えるという錯覚症状を起こす男性の物語を描いたドラマ。カン・ジファンが男性主人公に、相手役にイ・ジアが出演する。彼女は「伝えたいメッセージは、世の中は心が大切だということだ。しかし顔でなく心だけで愛するというのは嘘だと思う。顔が大きく影響するという思いで脚本を書いた」と述べた。
また主人公カン・ジファンとイ・ジアのキャスティングに対しては「考えていたイメージとは、とても違った。『太王四神記』を見て、イ・ジアさんは魅力的だと思った。出演してくれてとても嬉しかった。カン・ジファンさんは考えていたイメージと全く違ったが、結果的にうまく行ったと思う。
大石静は今回のコンファレンスで、アジア各国の脚本家と会って、感じた点も多かったという。大石静は「『神の秤』のユ・ヒョンミ作家が印象深く、実力があると感じた。各国のドラマ作家に会ってみた結果、ドラマ作家は作品に創作者としての価値も込めなければならないが、商業的価値も必要だという、共通の悩みを持っていた。『顔と心と愛の相関関係』を執筆しながら、商業的価値を離れて、自身が挿入したい話をみな入れた」と笑った。
「ビジネスも考えながら、伝えたいメッセージも織り込み、監督とも合わせなければならない。しかし韓国放送と監督事情、システムをよく知らないので、私がしたい話はみな入れた。そのようにしたところ、意外にことがうまく進んだ」と述べた。大石静は「今度も韓国作品をしたい。イ・ビョンホンさんの演技が、本当に上手だと思う。イ・ビョンホンさんと一緒に仕事をしてみたい」と笑った。
『テレシネマ』は7月スクリーン公開に続き、今年の下半期韓国SBSと日本の朝日テレビで同時放映される予定だ。
【関連記事・情報】
・韓国スターインタビュー - innolife.net
・【韓流】日本の脚本家中園ミホ、「韓国スタッフの情熱に驚いた」(2009/06/05)
・イ・ジア、日韓合作ドラマで一人二役挑戦(2009/02/16)
・【韓流】是枝監督「ソン・ガンホと仕事してみたい」(2009/06/09)
・【韓流】チャン・ツィイー&ソ・ジソブ主演映画8月韓中公開(2009/06/09)