2009年6月18日付新快報によれば、中国販売数ナンバー1のひまわりの種「洽洽香瓜子」の一部から表示値以上の酸素が混入していたとして回収が行われたと伝えた。洽洽食品股〓(人偏に分)有限公司は6月15日の時点で市場に出ている全ての該当商品の回収は完了したとして事実上の安全宣言を出しているが、中国で一番人気のあるといっても過言ではないおやつだけに中国ネットユーザーからは問題視する声が上がっている。


 今回の過酸化現象の原因は輸送中、保管期間での製品の劣化と見られており、製品生産上の問題はないとされているが、当該商品を食べた場合、嘔吐、腹痛を引き起こす可能性があり、場合によっては肝臓に障害が起こることもある。

 今回の問題を受け、中国大手サイト新浪網では「洽洽香瓜子の問題についてどう思うか」とのタイトルで中国人ネットユーザーを対象としたインターネットアンケートが実施されている。

 09年6月19日現地時間11:30現在、投票数は1845票。「品質を信用できない」69.1%(1274票)、「信用できる」16.3%(301票)、「どちらともいえない」14.6%(270票)。やはり信用できないという声が最も多かった。

 「信用できない派」の意見としては「根本的な解決がなされていない」、「中国人ならだれでも知っている中国を代表する商品でさえ、問題が発生するのであれば、何を購入すればいいのか」、「子供も老人も食べるものなので今後は購入しない」と大手企業での食品安全問題だという点を挙げる意見が多かった。
 
 「信用できる派」からは「問題がないと公表されたのだから、また購入する」、「昔から親しんできた商品なので、今更別の物を買う気にならない」との意見があった。(編集担当:吉川智香)

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ニ如何看待洽洽香瓜子過酸化値超標?新波網
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