「恋におちて」「卒業写真」など、70~80年代にヒットしたJ-POPの名曲を中国語でカバーしたアルバム『ZOE ~fall in love~』(エイベックス・トラックス)。ボーカルを担当しているのは、上海生まれのタレント、ZOE。
小さい頃から大好きだったという歌の世界で第一歩を踏み出した彼女のインタビューをお届けします。(『中国語ジャーナル』8月号より抜粋)

ZOE:1983年、上海生まれ。幼いころから音楽とダンスを専門的に学び、日中友好国際ダンス大会などで優勝。カナダ留学を経て、2006年、エイベックス・グループの中国オーディションで選ばれ来日。舞台・テレビ出演、ラジオのDJ、CMなどで幅広く活躍中。
-----------

――日本の70~80年代には、優れたヒット曲がたくさんありました。その一部をZOEさんがカバーし、6月には初のCDをリリースされることになっていますね(注:インタビュー当時)。レコーディングの前に、収録曲のオリジナルを聴いたことはありましたか?

ZOE:ええ、全部は聞いていませんが、一部の曲は日本の名作ドラマの主題歌でしたね、一時期そういうトレンディードラマを見るのが大好きだったので、オリジナルはそのときにだいたい耳にしていたと思います。CD制作の話を初めて聞いたときは、欧米や日本の流行歌を普段からよく聞いているので、(古い歌を歌うことに)自信がありませんでした。収録した古い歌は、なんと言ったらいいのでしょうか、ある意味とても難しいのですが、これは自分にとってチャレンジだと思っています。

――日本の歌を中国語で歌うわけですが、難しい点はありましたか?

ZOE:最初はとても難しいと思いました。日本語は発音も違うし、文の切れ目や段落の分け方も全然違いますね。


――どのようにしてそれらを克服したのですか?

ZOE:収録曲の歌詞は全部自分で訳して、中国語にしました。まずは歌の意味を勉強し、それからメロディーに合わせて歌詞を中国語に書き換えました。結構時間がかかりましたが、とても楽しかったですよ。あらためて中国語も勉強でき、日本語についての理解も深まったと思います。

――歌以外でも、ZOEさんは日本のテレビやラジオにも出演されていますね。それに関するご経験やご感想をお話しいただけますか?

ZOE:その前に2回ほど舞台に立ったこともあります。それが来日したばかりのときで、しかもメインキャストでした。台本をもらったときは、全く読めずびっくりしてしまいました。みんなも最初は、どうやって演じられるのかと心配してくれましたね。それならと、レコーダーを買って、毎回(劇団の)けいこの録音をして、家で繰り返し聞きました。聞くだけでは上手に話せませんので、けいこ後、みんなに読んでもらったセリフを録音し、家でスロー再生にして何回も練習したのです。初めての舞台は日本人の役だったので、高いレベルの日本語が求められました。
でも結果は良かったですね。自分も頑張ったし、まあまあでした。カーテンコールのときに英語であいさつしたら、 そこでやっと多くの観客が日本人ではなかったのかと気付いたのです。自分でもうれしかったですね。(情報提供:中国語ジャーナル)(写真撮影:出町吉彦、ヘアメーク:楠田由佳
(artifata))

【関連記事・情報】
インタビュー中に出てきた中国語を学習する - スペースアルク「インタビューで学ぶ中国語」
今なお輝き続けるアグネス・チャンに注目!(2009/05/14)
中国顧客も満足させる価格とホスピタリティ:アスクル・千代氏(2009/06/30)
晰迪亜商務諮詢・川崎貴聖氏:日系企業の内販開拓を幅広く支援(2009/06/29)
「原油価格」の均衡点を模索する時代へ=丸紅経済研究所・柴田氏(2009/06/27)
編集部おすすめ