女優の大原麗子さんが2週間以上前に自宅で死亡していたことが6日に報じられ、ファンや関係者に大きな衝撃を与えた。Google「急上昇ワードランキング」に「大原麗子」が登場した。


　大原さんは1946年生まれの62歳、東京都出身だった。1964年にドラマデビューし、60年代後半から90年代まで「網走番外地」シリーズや「男はつらいよ」シリーズなどの映画、大河ドラマ「春日局」など多数のテレビドラマに出演し、「好感度No．1女優」の座を長い間保っていた。また、サントリーウイスキーのCMキャラクターとして10年以上にわたって起用され、「すこし愛して、なが～く愛して」のキャッチコピーが大受けした。筋肉をつかさどる神経の障害により体に力が入らなくなる難病であるギラン・バレー症候群を患っており、99年ごろに一度芸能活動を休止していた。2000年に復帰したもののその後は目だった活動はなく、2008年には自宅で転倒して右手首を骨折する重傷を負った。そして先日、数日連絡が取れず心配になった弟が警察に連絡し、警察が自宅を訪問したところ、寝室で仰向けになっている大原さんを発見したという。

　大原さんの訃報を知り、哀悼のコメントを残すとともに大原さんの印象を綴るブロガーも少なくない。「年を重ねてもキュートな女性」「和服姿のかわいらしいイメージ」「ハスキーボイスが魅力的だった」「耳元でささやいて欲しかった」「一緒に飲んでみたい女優だった」など、好感度の高さをうかがわせるコメントが多かった。また、自宅で1人で亡くなり、2週間以上経ってから発見されたことについて「寂しい最期だ」「かわいそう」「助けは呼べなかったのか」「ヘルパーさんはいなかったのでしょうか」「定期的に顔を見に行ける人がいれば…」と、何とかできたのではないかという感想が目立った。

　「正統派美人」と呼ばれた大女優が、静かで悲しい最期を迎えた。大原さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。（編集担当：柳川俊之）

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