“方丈”は道教寺院の代表で、一種の名誉職であるが、伝戒の時には伝戒の戒師(伝戒律師)を努めるため、人望が厚く、徳の高い人でなければならないとされる。
“方丈”は住持とも同義とされ、呉大師はすでに長春観の住持だったが、“方丈”は出家以降15年などのいくつかの条件を満たし、かつ正式な「昇座」儀式、つまり就任式を行わなければならないとされる。
呉大師は1957年生まれ、武漢出身。華中科技大学の大学院を卒業。現在は、湖北省政治協商会議(政協)常務委員などを務めている。
道教は、漢民族の土着的・伝統的な宗教。起源は不明だが、少なく見積もっても2000年以上前には存在していたとされる。2世紀にはすでに教団制度が存在していたことが確認されている。
老荘(道家)思想はもちろん、儒学、中国仏教などの要素も吸収し、明代には通俗小説「封神演義(ほうしんえんぎ)」がまとめられ、道教の神々が巷間により流布することになった。中国の社会・文化に多大な影響を与え続けている宗教といえる。(編集担当:鈴木義純)
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