18日付中国新聞社電によると、中国・浙江省の金華市中級人民法院は同日午後、投資話を持ちかけて11人から計3億8426万5000元(18日為替レートで約50億7817万円)を騙し取ったとして、呉英被告に死刑と政治権利の終身剥奪、個人財産の全没収を言い渡した。

 呉被告は1981年生まれ。
2005年5月から07年7月にかけて、実体がない会社を次々に作り、不動産売買、先物取引などの事業への投資や融資を持ちかけ、元金と高い利回りを保証するなどと言い、計7億7339万5000万元(約102億1921万円)を集め、うち3億8426万5000元を騙し取ったという。

 被害者に疑いを持たれないよう、呉被告は「儲かった」として被害者に約束の金以外にほぼ同等の価値を持つ商品を贈るなどで喜ばせ、次の「出資」を引き出していた。

 高級ホテルに済み、高級外車を買うなど、ぜいたくな暮らしをしていたとされる。「会社」の帳簿はでたらめで、呉被告は随時、集めた金を使う生活をしていたため、捜査に協力した会計事務所3カ所も「正確な監査は不可能」との見方を示したという。

 同事件では被害者11人の多くも、違法な高利貸しなどで金を稼いでいたことが分かった。呉被告は被害者のひとりに自分と同様の方法で金を集めることを持ちかけ、事件がさらに拡大した。

 裁判所は呉被告が詐欺行為により他人の財産所有権を侵害しただけでなく、国家の金融管理の秩序を破壊したことを重視した。写真は裁判中の呉被告。(編集担当:如月隼人)

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