来年10月1日に映画の公開が決まっていた、よしながふみ氏原作の『大奥』に、人気グループ「嵐」の二宮和也が出演することがわかった。この『大奥』の原作は、隔月刊誌『MELODY』(白泉社)で連載中の同名の漫画で、男女の立場が完全に入れ替わったSF時代劇であるという。
監督は映画「木更津キャッツアイ日本シリーズ」を手掛けた金子文紀。

 二宮和也は、今回が時代劇に初挑戦となる。演じるのは貧乏旗本の息子、水野祐之進(みずの ゆうのしん)で、柴咲コウ演じる「女将軍」徳川吉宗に見初められる役どころだ。

 『大奥』の累計発行部数は160万部で、2005年に第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、2006年には第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2009年には第13回手塚治虫文化賞大賞を受賞している人気漫画。映像化をめぐって、映画会社やテレビ局など、20社以上が争奪戦を繰り広げたという。

 よしなが氏の漫画は、男性同性愛者が登場する作品が多いことでも知られている。代表作の『西洋骨董洋菓子店』はテレビドラマ・アニメとしても人気を集め、韓国で映画化されたことでも話題となった。

 来年4月から撮影されるこの映画は、総製作費が10億円を超えるとも言われている超大作。新しい愛の形を、二宮さんがどう演じるのか、公開が待ち遠しい限りだ。(編集担当:李信恵・山田武志)

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