広東省雲浮市で13日午前7時40分ごろ、乗用車内での爆発で1人が負傷した事件で、中国新聞社は写真を配信した。車の持ち主は盗難防止のための手製の「自爆装置」を作成。
解除せずにエンジンを始動すると作動する仕掛けだったが、解除を忘れたために爆発した。

 警察の調べによると、「自爆装置」は爆竹を分解して火薬を取り出し、小さな鉄の粒を大量に混ぜて作った。

 駐車していたのは、スーパーマーケット前の駐車場。持ち主は、階上のマンション住人だった。子どもを学校に送るために車に乗り込み、キーを入れてまわしたところ、装置が作動。眼球を含め、上半身に鉄の粒が少なくとも数百個食い込むなどのけがをした。
今のところ、負傷が伝えられているのは持ち主1人だ。

 写真は、爆発のあった車を検分する警察官。爆発力はそれほど大きくなかったが、フロントガラスには無数のひびが入った。(編集担当:如月隼人)

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