巫永堅氏は台湾メディアに対し、「(パクリ、盗作であるとの非難は)極めて大きな侮辱である」と語り、裁判も辞さない構えを見せているという。
巫永堅氏によれば、これまでにデザインしたキャラクターは数多く、賞を獲得したものもあるという。また、盗作を疑われている「ガンビー」について、巫永堅氏は「海宝」をデザインした当時は見たこともなく、存在自体知らなかったと強調した。
さらに巫永堅氏は、「芸術や創作において、似ている・形が近いというだけで自由気ままに盗作・パクリと非難するのは非道徳的な行為である」と述べた。
上海万博マスコットキャラクター「海宝」は2007年に世界中でデザインの公募が行われ、台湾人デザイナーの巫永堅氏がデザインした「大宝」が入選した。「大宝」は上海万博事務局によって修正が加えられたのちに、上海万博マスコットキャラクター「海宝」として発表された。(編集担当:畠山栄)
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