韓国人俳優のソン・スンホンさんと女優の松嶋菜々子さんが12日、1990年に日本でも公開され大ヒットした米映画『ゴースト・ニューヨークの幻』のリメイク版に主演することが明らかとなった。監督は日本テレビ系のドラマ『ごくせん』の演出を務めた大谷太郎さん、松竹と共同配給するパラマウント・ピクチャーズは日本映画を初めて手掛ける。


　ソン・スンホンさんはソウル出身で、1995年にカフェでアルバイト中にスカウトされてモデルデビュー。翌年にドラマに初出演。2000年に主演した韓国ドラマ『秋の童話』が大ヒットし、韓国でトップスターとなった。2008年には韓国で30％を超える平均視聴率をキープしたMBCのドラマ「エデンの東」に主演し、MBC演技大賞の大賞など多くの賞を受賞。その人気を不動のものにしている。

　韓国のメディアは、ソン・スンホンが日本のトップ女優松嶋菜々子と一緒に「愛と魂（韓国題）」の主演を引き受けたと報じた。

　ソン・スンホンは 「個人的に好きだった映画なので、シナリオを読んだ後に即決した。このように素晴らしい作品に参加することができて本当に光栄であり、良い演技で最善を尽くしたい」と語っている。また、相手役の松嶋菜々子さんを「全く想像することができなかったが、可愛らしい日本の女優と共演できて嬉しい」と伝えている。

　また、韓国メディアは松嶋菜々子さんについて、日本人女性が選ぶ「なりたい顔」ランキング1位に選ばれたこともあるほどの美しさを誇り、出演した数々のドラマは大きなヒットを残し「高視聴率の女王」と呼ばれた人気女優だと紹介した。

　今回のリメイク版の舞台は日本で、6月には国内でクランクインするという。今秋にも公開が決定している同作品の今後が楽しみだ。
（編集担当：李信恵・山口幸治）

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