WSJでは、「元来、アジア各地から日本列島に来た人びとが大和民族の起源であり、アジア各地から来た各民族が融合したものが大和民族である」とした。さらに、中国の姓辞典を引用し、「菅」という姓は中国春秋時代(紀元前770年-紀元前476年)の宋の国にあった「菅県」に起源がある可能性があると紹介した。
またWSJは、春秋時代に死刑を宣告された貴族が、「菅」という灌木(かんぼく)の中に隠れたことで死刑を逃れることができたことから、貴族は「菅」を名乗るようになったという説もあると報じた。
菅直人首相が13日に上海万博で行われる「ジャパンデー」への出席を取り消したことに対しては中国ネット上を中心に落胆の声が広がったが、中国では菅直人首相に対する評価として「親中」であるとの意見が一般的だ。
一方、中国外交部は8日、温家宝首相が菅内閣の発足に対して祝電を送ったことを明らかにし、「中国は菅直人首相が対中関係を重視していることを高く評価する」とし、日中戦略互恵関係のいっそうの発展に期待を述べた。(編集担当:畠山栄)
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