中国網日本語版(チャイナネット)によると、中国人富裕層にはおもに3タイプある。

 まずは、成り上がり。
その典型が浙江省や広東省の商人。特徴としては、着の身着のままのゼロの状態から起業し、特別な人脈や資金もなく、一歩ずつ厳しい競争の中、這い上がってくる。そして、最終的には、10年で何十年分ものお金を儲け、大富豪になるのだ。

 浙江省の商人である茅氏家族企業の茅理翔氏はライターから事業を始め、息子の茅忠群氏が調理器具事業に乗り出し、トップとなった。娘夫婦は外部委託の製造業者として、新たに事業を始めた。

 広東省の商人である盧氏兄弟は10数年もの歳月を懸けて、湯沸かし器業界でのトップの座と富を手に入れ、兄弟企業の大富豪となった。一方、四川省でともに起業しようと考えていた劉永好氏の兄弟たちも盧兄弟と背景は似ている。違うのは劉氏の兄弟たちは各々の道を究め、結果として大きな利益共同体を作ったことだ。

 このような商人たちは主に競争が激しい分野に集中し、彼らが商売をしているのは中国で市場化がもっとも進んでいる業界だ。

 次に組織の中から富豪になるパターン。彼らは、もともとは組織に属しているが、最終的には商人になるか、官僚と商人の両方の顔を持つことになる。

 江蘇省南部に多く見られるこのような商人の特徴はこうだ。
起業家はまず、組織の中で企業を掌握するチャンスを手に入れる。そして、その企業の構造改革を行い、株式会社をコントロールする者として頂点に君臨するのだ。

 これを行なった典型的な例としてTCL集団の李東生氏が挙げられる。李氏は当初は企業を管理する者として惠州市の政府が派遣したのだが、彼は企業の発展方式の改革を行い、最終的に頂点に立つこととなり、中国大陸の大富豪となったのだ。一方、山東省青島市の双星企業の総裁である汪海氏のように、企業の改革を行い組織の一官僚から経営者になり、独立した者も居る。

 3つ目のタイプとして挙げられるのは、「紅色企業家」である。すなわち共産党内の民営企業の企業経営者(資本家)だ。彼らは、もともと政治方面にも強い人脈を持ち、社会的にも優位な立場に立っているので、人より一歩リードしたところからスタートできる。このような人びとは、政府の許可が必要な貿易業、エネルギーなどの基礎産業で財を成すことに長けている。不動産業も「紅色企業家」たちのお気に入りだ。(編集担当:米原裕子)

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