記者が客を装い専門店で「マオタイ酒」を買いたいと申し出ると、店員は「もうありません。『マオタイ王子酒』、『マオタイ迎賓酒』ならあります」と、マオタイまがいを勧められた。
同社によれば、例えば山東省青島市への割当量は200分の1のわずか50トン。青島市内のジャスコ、カルフールなどの有名大型ショッピングセンターですら納品量も制限されている。
同社関係者によると、「マオタイ酒」は慢性的に品不足。専門店でもコネクションがないとマオタイを売ってもらえない。運良く売ってもらったとしても偽物の可能性もある。
青島市李滄区当局の責任者は「現状では職員でも偽物を見極めるのは困難、さらなる判別能力の向上を図り、ニセモノを撲滅していきたい」と述べた。市中には、「マオタイ酒ニセモノ識別機」なるものも売られている。(編集担当:鈴木智子)
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