零点研究諮詢集団が行ったアンケート調査によると、「最も住みやすい都市」について「北京」と回答した人のうち、31.8%が治安の良さを理由に挙げた。また、「首都には全国から金や物、人などの資源が集まり、総合的な条件が良い」とした人が18.2%、「経済が発展していて、人々の生活が豊かで安定している」とした人が10.2%だった。
このほかには、都市環境・都市政策の良さ、生活水準・市民の素養の高さ、建築や景観、観光名所などが理由として挙げられた。
北京には「ストレスが多い」「環境が悪い」「交通渋滞」などの様々なマイナス要因があるにもかかわらず、住みやすい都市NO.1に選ばれた。同集団の何帆研究員は、「北京が選ばれた最大の理由が治安の良さにあるということは、生活の安全が住みやすさにとって重要であることを物語っている」と述べた。また、「生活の豊かさ」「安定した生活」が挙げられたということは、物質的な保障も大切な要因であることを示していると指摘した。(編集担当:鈴木朋子)
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