若い女性が笑いながら、ウサギの上に座って圧殺する動画がインターネットで配信された件で、同女性は25日までに、「自分は傷つけられた」と主張して、背後にあるという「動物虐殺の愛好団体」の捜査を警察に依頼した。中国新聞社が報じた。


 女性は四川省成都市在住の大学生という。女性は外出する勇気がないとして、男性の知人に依頼書を渡し、同市内の警察に提出した。女性はこれまでに、ブログで謝罪する一方で、「動物虐待の愛好団体に雇われた」、「団体はDVDの販売などで、巨額の利益を得ている」などと主張した。

 警察に提出した依頼書には女性の本名と身分証明書番号をが書かれており、「撮影側の団体とは無関係だった」、「私本人の名誉と利益が大きく傷つけられ、人生に大きな影を作ることになった」と主張。背後に存在すると主張する「動物虐待の愛好団体」の捜査を求めた。

 警察関係者は、女性の処罰について、「(動物虐待の行為に対して)法律を適用できるかどうか、検討する必要がある」と述べた。映像公開そのものを規制する法律はないとみられるが、背後にあるという「団体」については「非合法な収益を得ているかどうか」の捜査を進めるという。(編集担当:如月隼人)

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