中国が研究開発費で日本を抜き、米国に次いで世界第2位になることが最新の報告で明らかになった。世界の主要経済大国間の力関係に大きな変化が生じることになる。
中国網（チャイナネット）が10日付で米ウォールストリートジャーナル紙の報道として伝えた。

　米バテル記念研究所が発表した報告によると、2012年の中国の研究開発費は1537億ドルまで増加する一方、日本は1441億ドルにとどまると予測されている。今年は、中国が1414億ドル、日本が1420億ドルだ。

　中国の研究開発費の増加率はハイペースではあるものの、世界トップはやはり米国で、世界の3分の1を占めている。

　同研究所のグルーバー研究員は、「ここ数年、中国はこうしたペースをキープしている。例えば、米国やほかの多くの先進国が景気後退に対応するため研究開発費を削った09年も中国は持続的に研究開発活動を推進していた」とコメントした。（編集担当：米原裕子）

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