小学生によると22日、4、5人の友だちと、自宅近くの暗渠(あんきょ)にもぐりこんで遊んでいる時に見つけた。石と石の間にはさまっていたという。皆でながめて、元の場所に戻しておいた。
翌日に学校から帰る時に思い出し、父親に見せようと思って持ち帰った。手榴弾はさびていて、振ると「カラカラ」という音がした。リングとひもがついており、父親は引き抜こうとした。息子はテレビで手榴弾を爆発させる様子を見たことがあり、「それを抜いちゃだめだよ。爆発するよ」と言ったが、父親は「ちょっと遠くに投げれば大丈夫だ」と言い、息子の忠告を聞かずに引き抜いた。
手榴弾からは青い煙が出はじめた。
小学生らが手榴弾を見つけた暗渠は1994年に作られたもので、当初は危険物は置いていなかったはずだという。警察は、手榴弾が暗渠内に置かれていた経緯を調べている。(編集担当:如月隼人)
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