韓国の人気女優チェ・ジウ（36）が東日本大震災に関して、自国民に支援を呼びかけたことが分かった。チェ・ジウ自身も15日、日本被災者支援に義援金として2億ウォン（約1440万円）を寄付した。


　韓国の複数メディアは、「日本を助けに出たジウ姫」、「チェ・ジウが2億ウォン寄付、ジウ姫らしい」と相次いで報じた。韓国紙の朝鮮日報は16日付でチェ・ジウとのインタビュー内容を1面に掲載するなど、注目が集まっている。

　朝鮮日報とのインタビューでチェ・ジウは、大災難に見舞われた日本人に哀悼（あいとう）の意を伝え、「隣国である日本で最悪な自然災害が起きた。特に多くの女性と子どもたちが苦しんでいる。私たちの国民は人類愛をみせて下さい」と、韓国国民に日本を支援することを呼びかけた。

　また、「もしわが国で日本のような災難が起きた場合、日本は全力を尽くして助けてくれるだろう。立場をかえて考える気持ちで日本を支援してほしい」と付け加えた。朝鮮日報は、インターネット上で記事とともにチェ・ジウが日本の被災者たちを応援する映像メッセージも掲載した。

　日本で「ジウ姫」とも呼ばれているチェ・ジウは、ドラマ「美しい日々」と「冬のソナタ」に出演し、日本では韓国を代表する女優として人気を集めてきた。「冬のソナタ」で共演したベ・ヨンジュンは、日本被災者のため10億ウォン（約7200万円）の義援金を寄付した。（編集担当：永井武）

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