中国人民解放軍は、一般大学卒業の兵・下士官を将校選抜の対照に組み入れることを決め、総参謀部、総政治部、総後勤(後方勤務)部はこのほど、選抜のための統一規則「大学卒業生を対象とする士官選抜暫定弁法(暫定弁法)」を定めた。多維新聞網などが報じた。




中国政府・党の中央軍事委員会は2009年から、兵士の資質向上を目指し、大学卒業生に対する大規模な入隊募集を始めた。さらに、入隊する大学卒業生兵士・下士官に幹部への道を開こうと、今回「暫定弁法」を定めた。

 「暫定弁法」は、「大学卒業生兵士」を「全日制課程の一般大学(大学院を含む)を卒業した兵士」、「士官の選抜」を、大学卒業生からの幹部抜擢、軍の幹部学校への入学と定義した。

 また、通知によると、解放軍と武装警察部隊は、大学卒業生兵士約4千人を幹部に抜擢、400人を幹部学校に入学させる。(編集担当:松本夏穂)

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