江口寿史も絶賛する漫画タンタンの原作者エルジェの伝記映画

江口寿史も絶賛する漫画タンタンの原作者エルジェの伝記映画
映画『タンタンと私』より (c)HERGE/MOULINSART 2011 (c)2011 Angel Production, Moulinsart<br>(サーチナ&CNSPHOTO)
       
 50カ国語以上に翻訳され、2億5千万部以上が販売されている「タンタンの冒険」シリーズ。世界中のアーティストに大きな影響を与えている人気コミックだが、漫画家の江口寿史氏もその一人で、次のように語っている。「2002年に東京・渋谷で開催された“タンタンの冒険”展に三回足を運んだ。そこで見たタンタンの下描きは壮絶なものだった。何度も何度も消しゴムで消された跡、切り貼り、修正。そこにあるのは華麗さとはほど遠い努力と執念の跡だった」(青土社刊/『ユリイカ』2011年12月号より)。

 全24話のうち、『なぞのユニコーン号』『レッド・ラッカムの宝』『金のはさみのカニ』は、先月封切られた映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の元になっており、監督のスティーブン・スピルバーグは自身の『レイダース/失われたアーク』がタンタンに似ているとの指摘を受けたことをきっかけにタンタンを読み、魅了されたという。また、世界的に有名なフランスの漫画家、メビウスもタンタンの大ファンであることを公言している。そのタンタンを作り出したベルギーのコミック作家エルジェの伝記映画『タンタンと私』が来月公開される。

 エルジェ(本名ジョルジュ・レミ)は、1907年ベルギーのブリュッセル生まれ、1928年にシリーズ第一作『タンタン、ソビエトへ』が「20世紀子供新聞」に掲載されると、またたく間に人気を博した。それ以後、タンタンとスノーウィを、コンゴ、アメリカ、中国、はたまた月まで送り続け、世界中を駆け巡る24話の「タンタンの冒険」シリーズを残した。映画『タンタンと私』は、エルジェの秘蔵インタビューをもとに、彼の生涯とタンタン・シリーズに込められた本当の意味をひもといていく。

 映画『タンタンと私』は、2月4日(土)より渋谷アップリンク、銀座テアトルシネマ、新宿K’Sシネマほかで全国順次公開。(編集担当:駒井憲嗣)

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