人気ミクスチャーバンドDragon Ash(ドラゴンアッシュ)のベージスト、IKUZONEこと馬場育三さんが21日、急性心不全のため都内の病院で亡くなった。突然の悲報にメンバーやスタッフは戸惑いを隠しきれないようで、公式サイトには「Dragon Ashとして共に走り続けてきた馬場育三という男を失ったことにとまどい悲しんでおります」と綴られている。
また、メンバーもそれぞれ、コメントを発表した。※一部抜粋。

 Kj「年上のエキセントリックなバンドマンは俺達にギターアンプのいじり方、ドラムスティックの回し方、バンダナの巻き方、女の子の口説き方、その全てを教えてくれました。今思えば俺達が出会った最初のロックンローラーだったんだね。身が震えるほど幸せでした。続きは俺が死んだらね。向こうでまたバンド組もうぜ。お疲れ様でした。クソほどお世話になりました」。

 桜井誠「自分の人生の半分以上を共にした人を失うのは苦しくて仕方ない。ましてやバンドというものを自らの経験を通して教えてくれた唯一の人。馬場さんがDragon Ashにいなかったら絶対に今の景色は見れていないと思う。
でもまだ感謝はしません。だって、急に抜 けるのなんてずるいもん。まだまだ旅の途中だもん」。

 DRI-V「余りにも突然の出来事で気持ちの整理がつきません。馬場さんとの思い出を振り返ると、ツアー先のホテルで一緒にライブ映像を何度も繰り返して2人の動きをチェックしたりして、更にライブが良くなるようなアドバイスを沢山もらっていました。だからこそFantasistaの跳び箱…今まで一度も失敗なく、2人の息が合ったからこそ出来るパフォーマンスでした。これからも7人でもっともっとかっこいいライブができると思っていました。同じステージに立てないのが残念で仕方ありません。ステージに向かって左側、馬場さんはいつも最高のダンスパートナーでした」。

 ATSUSHI「馬場さんと過ごしステージという聖域で一緒に表現ができた11年と半年をとても嬉しく光栄に思っています。馬場さんは、不器用ながらも真っ直ぐで繊細で、何よりもとても優しく愛情の深い人でした。自分にとって馬場さんは、一人の人間としてはとても愛情を持って接してくれる兄貴分であり、一人の表現者としてはIKUZONEという素晴らしすぎる個性と華を持ったとても尊敬するベーシストでした」。


 BOTS「馬場さん、あまりにも突然の出来事、気持ちの整理も付かないままにあっという間にお別れになってしまったよ。振り返る思い出も沢山ありすぎて何を思い返せばいいか分からないけど昔に馬場さんが俺の事を心配して電話をしてくれた事を一番に思い出した。正直、馬場さんの取り越し苦労だったけど俺の事思ってくれてるんだなって思って嬉しかったよ。不器用な振る舞いだったけど誰よりもメンバー思いでバンド思い、そして一番のファン思いだった馬場さんの姿は忘れない」。

 HIROKI「馬場さん 贈る言葉は見つからないけど、まだまだ弾き足りないよ!腕磨いとくわ! どっかでまたやろう!オレのロックスター IKUZONE! そして戦友! めっちゃ愛してる!」。(編集担当:武田雄樹)
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