中国の女優、章子怡チャン・ツィイー)さんが、前重慶市党委員会書記の薄熙来氏と過去5年にわたって計10回以上の「援助交際」を行い、「取り調べのために出国を禁じられている」と報じられたことについて、チャン・ツィイーさんは29日、公開書簡を発表し、報道をデマと切り捨てたうえで、法的手段を講じてデマの出どころを徹底的に追及することを明らかにした。中国メディアの中国網が30日、公開書簡の内容を公表した。


■「章子怡(チャン・ツィイー)」に関する写真

 チャン・ツィイーさん側は書簡の冒頭で「わたしたちは『苹果日報(Apple Daily)』に掲載されたうそ極まりない報道を見て、甚だしい寒気と深い悲しみを感じている」とし、何をたくらんでいるか分からない誹謗中傷に返答する必要はないと切り捨てた。

 一方で、チャン・ツィイーさんは「黙っていることはできない」とし、「好きなようにデマを流し続けられるならば、偽りも真実に、白も半分が黒に変えられてしまうかもしれない」と主張、法による公正を求め、暗闇のなかから中傷者を探し出し、徹底的に追及すると宣言した。

 さらに書簡は「チャン・ツィイーを支えてくださる各界の皆様へ感謝する。どのような悪意ある中傷を受けても、チャン・ツィイーは本業を忘れない」とし、妨害を取り除き、心置きなく作品製作に打ち込み、皆さんへ恩返しできることを望んでいると述べた。(編集担当:及川源十郎)
編集部おすすめ