中国安徽省宣城市に位置する中国ヨウスコウワニ(揚子江ワニ)保護エリアでこのほど、人工繁殖したヨウスコウワニ6匹の放流が行われた。今回の放流は活動8回目となり、これまでに放流されたヨウスコウワニは48匹となった。


 ヨウスコウワニは世界23種類のワニのなかで唯一、中国に生息する種で、また絶滅にひんしているワニでもある。中国政府は1972年からヨウスコウワニを一級保護動物に指定し、その保護に力を入れている。

 1999年に行われた米中両国の合同調査によれば、野生のヨウスコウワニの生息数はわずか150匹ほど、毎年4%から6%の割合で減少している。(編集担当:村山健二)
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