中国メディア・鳳凰網は19日、中国国内のネット上で近ごろアイドルユニット「HKT」が話題を呼んでいると伝え、その人気の「秘密」を紹介した。

　「HKT」とは、ベトナムの男子アイドル歌手3人組だ。
彼らへの注目が一気に高まったのは、11月6日に彼らが中国国内のミニブログを開設し、台湾ユニット「五月天」のカバー曲のPVが中国のネット上に流れてからだ。

　お世辞にも素晴らしいとは言えない彼らのPVやパフォーマンスにも関わらず、その「農業っぽい」田舎くささが「一度見たら忘れられない」と話題を呼び、ヘビメタ歌手顔負けの奇抜なヘアスタイルが街の理髪店の店員を想起させることから「シャンプー係3人組」というあだ名までつけられる人気となった。

　あるネットユーザーによると、本国では「HKT」は「ベトナムの東方神起」「直視できないアイドル」として売り出されているという。発売されるアルバムは現地ヒットチャートの常連である一方、「ゴミのような音楽」と批判を受けてきたとのことだ。

　記事は、ある音楽家がベトナムを訪れ「HKT」について「醜いものが受ける時代の人気者である」と語ったことを紹介した。（編集担当：柳川俊之）
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