韓国歌謡界の女王と称される歌手、チャン・ユンジョンが来日、日本で2月に発売する予定の新曲「最期の川」(原題=招魂)ミュージックビデオ撮影を23日に、横浜・馬車道で実施した。旧知の仲でもある歌手の美川憲一が特別出演を果たし、ムード歌謡グループ「純烈」のメンバーも出演して、ドラマティックなストーリーに華を添えている。


 今回「最期の川」のミュージックビデオは数々の大企業CMや、ミュージックビデオを手掛けたクリエイターチームが制作を担当、撮影当日には大勢のエキストラ、救急車、パトカーほか撮影用車両を多数用意し、祝日の観光客で賑わう横浜の人気観光スポット「馬車道」の一般道路を一部封鎖、小雨が降りしきる中で丸一日をかけて撮影が行われた。

 美川は、チャンとは旧知の間柄ということもあり、この日も多忙なスケジュールの合間を縫って、撮影にかけつけた。

 「私、昔から韓国は大好きでよく行ってるのよ。ずいぶん前から彼女のことは知っています。以前、初めて本人を紹介され時に、とても素敵な女性で、特に目が綺麗だな、と思っていました。その彼女が日本デビュー、それが、同じレコード会社でなんてとても嬉しいわ。この曲を初めて聴いた時ね、声がとても綺麗で癒されるのよ。今はまるでBGMのように普段からいつも聴いています。私、他の人のミュージックビデオに出演するのは初めてなの。他の人のミュージックビデオだったら出演なんかしないわよ。でも今回は彼女だからこそ私がお願いして出演させてもらいました」。

 チャンは、今回の撮影に関して「久しぶりのPV撮影で、新人のような気持です。
日本のスター美川さんに共演して頂いてとても光栄です」とコメント。

 また、新曲「最期の川」は、今年10月に発売した「うそつき太陽」に続く日本リリース2作目。今年、韓国で大ヒットを記録した「招魂」を、新たに書き下ろした日本語オリジナル歌詩でレコーディングし、「かけがえのないものを失うことへの想い」を歌い上げている。

 「今流行っている音楽は刺激的なものが多く、悲しい時に聞く曲があまりないように感じています。私は今回も良い運に恵まれとても素敵な歌を頂きました。日本の方は、曲に感情移入して聴いてくださる方が多いように思いますので、この「最期の川」の悲しい世界を感じて頂ければ嬉しいし、これからは日本の歌手の皆様とも交流して行きたいです」と語った。(編集担当:武田雄樹)
編集部おすすめ