「たくさんの芸能人が日本へ進出したが、成功したのは金城武と徐若〓(ビビアン・スー/〓は王へんに宣)くらい」と、台湾メディアが報道。芸能界の厳しさや日本語の難しさなど、例を挙げた。


 台湾のテレビ局・TVBSは放送やウェブニュースで、「日本で知名度のある台湾関連の日本人といえば、日台ハーフの金城武とビビアン・スー」と伝え、「陳柏霖(チェン・ボーリン)や林志玲リン・チーリン)も日本進出し、日本語の勉強に励んでいた。最近、日本映画『ペンギン夫婦の作りかた』で主演を務めた王傳一(ワン・チュアンイー)も、オール日本語の台詞をこなし、スタッフ全員を感動させた」と報じた。

 続けて「日本女性を愛する、北京のカメラマンを演じました。彼は日本人になりたいという思いを抱いていましたが、中国人の訳なので日本語の発音が多少悪くても気まずくはならなかった」という、チュアンイーのコメントを伝えた。2004年に日本での活動を始めたボーリンは、ドラマで台湾人を演じていたが「言葉の壁は、当然ながらあります。でも役柄がマッチするかどうかの方が重要」と話すマネージャーの言葉を紹介した。

 また09年、「そっと きゅっと」というSMAPの曲のPV出演したチーリンは、日本ドラマ『月の恋人~Moon Lovers~』で木村拓哉の相手役に。「だが日本人ではなく中国人の設定で、日本語のイントネーションに問題があったことが、その理由だろう。日本を始め外国の芸能界で生き残っていくためには、言葉の勉強に加えて相当な努力が必要なのは明らかだ」とTVBSは伝えており、ボーリン、チーリン、チュアンイーの実績はまだ認めていないようだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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