■「湖北省」 写真特集
■日本の史書、桜の原産地は中国と証明
張氏は、「日本の権威ある桜専門書・桜大鑑には、桜の原産地は中国であり、日本で名を馳せたとされている。桜の起源はヒマラヤ山脈にあり、その後日本に伝わり、桜の変種が発展した地方となった」と述べた。
張氏は、「当初の桜、つまり山桜と野桜は代表的な中国の桜だ。日本の桜は中国の宋代のころより、中国の野生の桜の栽培を開始した。さらに現地で改良を続け、現在の有名な日本の桜に進化した」と語った。
日本の桜は重弁花で、野桜と山桜は単弁花だ。これを鑑賞した場合、日本の桜はボリューム感があり、野桜と山桜は寂しさが目立ち、木の寿命も短い。しかし野桜と山桜の鑑賞期間は20日以上に達し、日本の桜より1週間ほど長い。
■文化の差、桜が日本の象徴に
桜は中国原産であるにもかかわらず、なぜ桜は日本の象徴とされるのだろうか。張氏は、「これは長期的な文化の差により形成された誤解だ。中国の歴史において、桜はほかの名花ほど知られていなかった。