AKB48の32枚目シングル選抜メンバーの座をかけたAKB48総選挙の速報結果が22日発表された。多くのファンを抱える中国でもその結果に注目が集まったが、微博(中国版ツイッター)上では「意外」というよりも半ばあきれたようなコメントが目立った。


 速報結果ではHKT48の指原莉乃が、センターの有力候補と目される渡辺麻友、大島優子のほぼ2倍にあたる約2万8000票を獲得してトップを独走中であることが明らかになった。

 新浪微博の滬江日語(アカウント名)は22日夜、総選挙の速報結果をアカウント上に掲載。23日午前9時までに100件をを超えるコメントが寄せられた。コメントには自身の「推しメン」を応援する一方で、指原の「断トツ」に対して懐疑的な意見が数多く含まれていた。

 それは、「指原はおかしいだろう」「どう考えたって裏工作してる」「日本のオタクはなにやってるんだ」といった声に始まり、「本当に指原が1位になったらAKBはもう終わり」とまで言い切るものまであった。中には「指原も悪くない」という意見も見られたが、全体のコメントの中ではごく少数にとどまっており、速報結果が示すような指原の人気ぶりと、中国ネットユーザーの考えは一致していない状態だ。

 一方で、「速報は速報」「たった2日間の得票数だから」という意見も少なからず見られ、選抜メンバーを巡る争いは中国でも6月の最終結果発表まで引き続き注目を集めることになりそうだ。(編集担当:柳川俊之)
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