女優の井上真央が主演を務めた映画「綱引いちゃった!」のDVD及びブルーレイ発売記念イベントが22日、大分市のガレリア竹町商店街・ドーム広場で開かれ、映画のモデルとなった綱引きチーム「大分コスモレディースTC」元メンバーの田代幸恵さんや野中寿賀子さん、谷川千鶴子さんらが特別ゲストとして登場し綱引きを行った。

 映画は、井上真央が主演を務め、玉山鉄二、風間杜夫、松坂慶子らが出演。
「舞妓Haaaan!!!」「なくもんか」など、独自のコメディ路線で観客の心を掴む水田伸生監督と、「フラガール」「パッチギ!」など実話からインスパイアされた人情喜劇で観る人の心を震わせる脚本家・羽原大介氏がタッグを組んだ作品。女性の身近な問題を、綱引きを通して女性たちと笑いにくるみながら解決していく、女性の群像コメディ。昨年秋に公開されたこの映画は大きな話題を呼んだ。

 その発売記念イベントとして開催されたのが今回の綱引き大会。映画のモデルとなった綱引きチーム「大分コスモレディースTC」元メンバーの田代幸恵さんや野中寿賀子さん、谷川千鶴子さん、大分のご当地キャラクター「たかもん」と「そーりん」らを特別ゲストに。「大分コスモレディースTC」の元マネージャーで現在大分市綱引き連盟副会長の安部隆文さんを審判に迎え、開催された。

 急遽駆けつけた釘宮大分市長は「昨年の11月に全国公開した『綱引いちゃった!』は多くの大分市民の皆さんが出演し、全国の方に観てもらい、大分の醍醐味を味わっていただけたと思います。映画公開が終わってさみしさもありましたが、DVD、ブルーレイでもう一度観てもらえるのが嬉しいです。劇中の市長(風間杜夫)は不誠実だったので、何で大分市はロケ地として引き受けたのか、という声もございましたが、大分を知ってもらうために選択して良かったと思います。DVD、ブルーレイを観て、大分のことをもっと知ってもらいたいです」と挨拶。

 また、この日解説者として招かれた元大分コスモレディースTCの田代さんは「映画は笑いあり、涙ありで昔を思い出して感動しました」、同じく谷川さんは「映画を観て、もう一度綱引きをしてみたくなりました。本当にチームのメンバーに恵まれました」とコメント。
映画に対する思いを口にしていた。

 綱引き大会では、「たかもん&ママさんチーム」と「そーりん&女子大生チーム」に分かれて勝負が行われ、途中、「たかもん&ママさんチーム」、「そーりん&女子大生チーム」それぞれに大分コスモレディースTC元メンバーが助っ人として加わり、加勢する場面も。地元の保育園児、昼休み中の会社員など、約400人の観客の声援もあり白熱した試合は、大分のご当地キャラクターの「たかもん」率いる「たかもん&ママさんチーム」が優勝を収め、大きな盛り上がりを見せて幕を閉じた。

 同作品には、本編の他、メイキングやイベント映像集、予告編&TVスポット集も収録されている。(編集担当:武田雄樹)
編集部おすすめ