28日に開幕した第70回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に宮崎駿監督のアニメ「風立ちぬ」が出品された。中国メディア・人民網は29日、映画祭への出品によって宮崎氏と同作品が「国際的な政治的論争を引き起す」と伝えた。


 記事は、宮崎氏と「風立ちぬ」について、宮崎氏が「非常に愚かな戦争」、「慰安婦問題について謝罪すべき」と発言したことで日本国内で大きな批判を浴びるなど少なからず是非を問う声が挙がったとした。そのうえで、同映画祭に出品されたことで「さらに国際上で政治的論争を巻き起こすことになる」と伝えた。

 記事は宮崎氏について「平和主義を尊重するものの、掛け値なしの軍事マニアである」と紹介し、「その矛盾が作品中にちりばめられている」と伝えた。

 また、「反戦の視点で戦争の残酷さを伝える映画ではない」、「夢を実現させるという物語を作りたかった」と宮崎氏本人が語ったとしたうえで、これらの発言によって「現在の右傾化している日本の風潮と暗黙の一致を見た」と捉えられたことを、物議を生んだ理由の1つとして挙げた。(編集担当:今関忠馬)
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