9月22日放送の最終話の関東地区最高視聴率が42.2%を記録し、平成ドラマのトップに躍り出た『半沢直樹』。台湾では10月7日からの放送が決まり、日本でいかに人気があったのかなど、情報やニュースがバンバン伝えられている中、テレビ局関係者が『台湾版 半沢直樹』を作るとしたら? と、キャスティング話で盛り上がったようだ。


 主人公の半沢直樹役に相応しいとされるのが、陳昭栄(アーロン・チェン)。現在44歳で、2008年に日本映画『20世紀少年』第2章と最終章に出演した実力派だ。半沢のライバル大和田暁役は霍正奇で、歌手から俳優に転身し成功したベテラン。年齢は47歳。半沢を陥れた大阪西支店の浅野支店長支店長は、カッコいいが邪悪な雰囲気を持つ柯叔元。東田社長は悪そうな雰囲気の江国賓、中野渡頭取は落ち着いたムードの石英、親友の渡真利は李政穎と次々名が挙がった。


 女性陣は半沢の妻・花役に韓瑜、壇蜜が演じたセクシーな藤沢未樹は侯怡君、羽根專務は賈靜〓の出演が叶うと「高視聴率間違いなし!」と、関係者は息巻いているそうだ。(〓は雨へんに「文」)

 また台湾風にアレンジした脚本も必要とのことで、インターネット上で募集。親探し、ビジネス上の戦い、記憶喪失をキーワードに「主人公は善人から悪人になるが、善人に戻る。それを100回くらい繰り返すと良い」、「百倍返しから千倍返し、万倍返しになっても驚かないだろう」、「300話を超える壮大なストーリーが良いのでは」などといった、様々な意見が集まったそうだ。

 日本のドラマが日常にあふれ、すぐに情報も伝わる台湾。間もなく放送開始となる『半沢直樹』も話題になると思われ、ローカルネタを取り込んだ台湾版制作の日が近いかもしれない。
(編集担当:饒波貴子・黄珮君)