中国の著名な時事評論家、風青楊さんは自身のブログ上にそのヒントを示した。風さんは最新のネット調査で、大学生の約50%が「コネは大事」と回答したというデータを紹介したうえで、以下のように論じた。
*************
「コネ」を論じるうえで恐ろしいのは、それがすでに中国人の骨髄に深く入り込んでいて、何をするにも「どのコネが使えるか」を考えるようになっている点だ。
西洋でもキーパーソンと知り合うことは出世や商売繁盛につながる。しかし、「コネ」がなくとも普通に生きていけるから、人間関係が法や道徳を超越することない。中国社会の問題点は、「コネ」がなければ生きていくことができないこと。法を超越し、道徳を腐らせ、ルールを破壊する不公平な「コネ」は、政治も経済も文化もダメにする。これを打ち破らなければ、民主政治、法治社会の実現は難しい。
*************
中国人にしてみれば、「コネ」は「人生を豊かにするもの」、ではなくて「生きるうえで絶対に必要なもの」なのである。それが無かったら死んでしまう、水や食べ物と同様のものなのである。
そもそも、「コネ」が必要になったのは、かつて戦乱続きの世の中で食べ物が万民に行き渡らず、偉い人の庇護がなければ飢え死にしてしまうからだろう。
風さんの指摘するとおり、豊かで公平な社会を実現するために最優先で取り組むべき目標は「コネ社会の撲滅」なのかもしれない。党も「清廉」だの「反腐敗」だのではなく、いっそのこと「コネ社会の徹底破壊」、「コネがなくても豊かに生きられる社会」をスローガンにしてしまえばいいのに。しかし、そんなスローガンを立てた瞬間、「コネ社会」の恩恵にあずかっている人々からとてつもない圧力がかかり、あっという間に「なかったこと」になるに違いない。
実は昔、中国人の先生と一緒に旅行中「駅長が先生の知り合い」という「コネ」によって、予約ミスでチケットが取れなかった列車の乗務員専用車両に乗せてもらったことがある。これが噂に聞いた「コネの力」か、と驚いた一方で、そんな「すばらしい」力を持ったら手放したくなくなるだろうとも思った。だから、中国で「コネなし社会」を作るにはまったく「コネ」の恩恵を受けられない人びとが反乱を起こして今の社会をひっくり返すか、みんなが黙って従うほどの高い徳を持った聖人君子が出現して「コネは止めよ」と言うのを待つしかない、というのは言い過ぎだろうか。(編集担当:近間由保)
【関連記事】
【中国BBS】日本人も中国人もサラリーマンは大変だよな…
【中国ブログ】日本人が中国人を見下す理由・・・人間性に問題あるため
【中国ブログ】中国人が語る「子どもを日本に留学させたい理由」
【中国ブログ】外資企業は中国で賄賂なしに生き残れないのか?
ビジネスと政府とのコネ、収賄には数千年の歴史あり











