日本統治時代の台湾で「甲子園」出場を目指す野球部員たちの姿を描いた映画「KANO」が2月末に台湾で公開され、話題となっている。台湾メディア・NOWnewsは15日、21日に開幕する「センバツ(第86回選抜高校野球大会)」に台湾出身の留学生選手が所属する学校が出場することで、「KANOのリアル版」と報じた。


 記事は、「センバツ」に出場予定の八戸学院光星(青森)に留学生として在籍する蔡鉦宇選手について紹介。少年のころから台湾代表の常連で、日本で活躍する夢を持って同校に留学、チームの怪力4番打者として秋の東北大会優勝に貢献したと伝えた。

 蔡選手は出場資格の問題により、今年の「センバツ」が高校生として甲子園球場でプレーする最後のチャンスとなる。記事は、八戸学院光星が初戦で強豪の横浜(神奈川)と対戦することが決定したと紹介。苦戦が強いられることが予想されるとする一方、長打力のあるバッターと好投手が揃った光星にも決勝戦まで進むチャンスはあると分析した。

 光星と横浜の試合は、大会6日目の26日に行われる予定。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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