中国の学校にも制服は存在するものの、多くの学校が「ジャージ」を制服として採用しているため、中国の学生からは不満の声があがると同時に、日本のオシャレな制服を羨ましがる若者は少なくないようだ。
中国の簡易投稿サイト・微博でこのほど、日中の学生服の違いについて分析したブログ記事が紹介されたところ、微博ユーザーから多くのコメントが寄せられたので紹介しよう。
ブログを執筆した中国人男性は、日本の学生服の歴史は1873年にまで遡ることができ、大正から昭和初期にかけて日本全国で学生服の着用が定められたと紹介。一方、1993年から都市部で採用が始まった中国の学生服は、「主に経済的理由からジャージが採用されている」と分析した。
中国のネットユーザーたちは自国の学校の制服がジャージであることをどのように評価しているのだろうか。コメントを見てみると、「わが国の制服の見苦しさといったらこの上ない」、「中国式の制服は囚人服と同じだ」など、ジャージ制服に対する批判が続々と寄せられ、多くのネットユーザーがジャージ制服を好ましく思っていない様子が見て取れた。
では、なぜ中国ではジャージの制服が採用されているのだろうか? ネットユーザーからも推測のコメントが寄せられ、「指導者に審美観がないからではないか」など、中国政府に問題があるとの意見や、「色情な教師が多いからではないか。ダサいくらいのほうが良いんだよ」と、中国で教師によるわいせつ行為事件がたびたび起きていることを揶揄(やゆ)したコメントもあった。
微博に寄せられたコメントを見る限りでは、大半のユーザーが日本の制服に憧れを示すと同時に、中国のジャージ制服を批判しており、青春の1ページがジャージ姿の記憶ばかりであることを苦々しく思っているようだった。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)
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