台湾メディアの東森新聞は、ウー監督のコメントとして「この映画を見ていただくと、人生の素晴らしさを実感できると思います。撮影前に病気を宣告されたことで、次作は心をこめしっかりと作ろうというパワーが備わりました。スタッフも出演者も全員一丸となって作り上げました」と紹介。手術をし休養を経たことで、人生観が変わり以前とは違う製作意欲がわいてきたことを匂わせた。
続いて金城武は「台湾語を話しながら泣くシーンを演じました。台湾語での感情表現は、僕にとって特別な経験になりました」と語っていたという。
本作は、金城武の恋人役が長澤まさみということも話題になっており、「子どもの頃から金城さんのいろいろな作品を見てきたので、共演できる日が来るなんて……」と、長澤は感慨深い様子だったとのこと。夢の世界にいるかのようなあこがれの人との共演チャンスは、うれしいものだろう。
準備から製作・完成まで5年間の月日がかけられたという本作。ウー監督の渾身作で、豪華キャストが集結し華やかさもある。カンヌでは予告編がお披露目されたとのことで、正式上映が待たれている。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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