複数の韓国メディアによると、ソウル江南区の駅三洞で22日午後、建物の駐車場に爆発物のような物体が置かれているとの通報があった。警察と軍が、緊急出動し、現場で見つけたのはダイナマイト型のアラーム時計だった。
ダイナマイト型のアラーム時計は、茶色い筒が7本束ねられており、上部に設置されているLEDの数字盤と電子回路のようなものが、赤と黒の線で筒とつながっているもの。市場で3万ウォン(約3000円)ほどで売られているただのアラーム時計だが、一見すると本物の時限爆弾のようだという。
騒動により、時計が置かれていた建物と近隣住民の約50人が退避し、周辺は1時間あまり騒然となった。
このアラーム時計は2013年から問題を起こしている。昨年7月14日には釜山沙上区の電信柱の下に、同年8月29日にはソウル中浪区の地下鉄7号線に同様のアラーム時計が置かれていたため、警察と軍が出動する騒ぎがあった。
1月19日には、ソウル恩平区で、40代の男性が電池がなくなったとして時計を捨てたところ、騒動になった。
警察は、時計を「おもしろいアイデア商品」だとしながらも、上手く捨てないと発見される度に警察が動くことになると指摘。また、同様の問題が繰り返されると、本物の爆発物が見つかっても市民が通報しない可能性が出てくるとし、問題のアラーム時計に憂慮を示した。(編集担当:新川悠)(写真は連合ニュースの22日付報道の画面キャプチャ)
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