韓国は2012年から主要港湾に放射線測定器を設置し、輸入する鉄スクラップなどを監視しているが、放射性物質が検出され返送されることになったのは今回が初めて。
委員会によると、鉄スクラップは7日に輸入され、時間あたり最大約5マイクロシーベルトの放射線量が検出された。韓国の鉄スクラップの輸入基準値によると、表面放射線量率が1マイクロシーベルト以上で返送する対象になる。
委員会はすぐに専門家を派遣し、汚染物質を確認。放射物質が発見された鉄スクラップ20キログラムは現在隔離されており、韓国の輸入業者に対して日本に返送することを要求した。
委員会の担当者は、日本の輸出先について把握していないとしながらも、「東京電力福島第1原発15キロ圏内のものではない」と明らかにしている。
事例の再発を防ぐため、委員会は鉄スクラップの輸入業者に監視強化を促す一方、日本政府に対しても、放射性汚染物質の国間の移動を防止するための情報共有などの協力を要請する予定。(編集担当:李信恵)(イメージ写真提供:123RF)
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