記事は、旺報に掲載された台湾の女子学生が「日本の統治下において台湾人の死亡率は大幅に低下した」などと主張したことを紹介し、日本人は台湾の恩人であるとの見解に対し、「驚きの結論を下した」と論じた。
一方で、「女子学生のでたらめな主張を責めることもできない」とし、台湾は複雑な歴史背景を持つため「正しい歴史観と民族文化感に欠ける」と主張、狭苦しい“島国根性”で台湾だけの歴史と文化だけを見ているからこそ「日本人が台湾の恩人だなどとでたらめな結論を下すのだろう」と論じた。
続けて、日本がアジアの先頭を切って近代化を果たした国であることは否定できないとしながらも、日本は大国として担うべき国際的義務を果たさなかったと主張。
さらに「日本が台湾で皇民化政策を行ったことで、台湾の若年層の間では国家や民族、文化の認識に食い違いが生まれている」と主張し、あくまでも台湾は中国の一部であるとの認識を示しつつ、日本による統治の影響によって「台湾は中国の一部ではないと考える台湾人が増えている」との見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)elwynn /123RF.COM)
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